高校の教科書を売っていた本屋の話

さて、高校(高等学校)が義務教育化して久しく、普段は「義務教育ではない」と意識する事すら、あまりありません。でもそれを強烈に意識するのが、私の場合「教科書を買いに行く時」でした。中学までは学校で配っていたのに、わざわざ「買いに行く」んですから。

ということで、学校指定の本屋までわざわざ行くわけです。その本屋の立地は高校と最寄駅を挟んで丁度反対側、という感じでした。駅からかなり遠く、バスもなくひたすら歩いた記憶があります。(ちなみに当時は高3進級直前)その本屋で大量の教科書と、ついでに数冊の参考書を購入。したところで、ふと好奇心が。この本屋では他にどんな本を扱っているんだろう?で、参考書コーナーと壁を挟んだ反対側に行ってみたら、なんとそこは

エロ本の山・山・山

美少女コミックからエロ劇画、ヌード写真集まであらゆるエロが大集合していました(爆)。あまりのインパクトに、嫌悪感が湧くどころか素直に驚嘆してしまったくらいです。「スゲェェェ!エロ本の山だ!!」と。

同時に悟りましたね。

この本屋の経営は、教科書とエロ本とで成り立っている

と。極端すぎるし、本棚のラインナップがとんでもないことになりますが、経営戦略としてはいいセンいってる方じゃないでしょうか。なぜなら、

絶対食いっぱぐれないから

まず、高校生が0人になることはありません。そして彼らは教科書だけでなく、参考書もついで買いしてくれます。私のように。それ以上に、エロ本の需要が0になることもない。元々3大欲求に関することは強い上、当時はネットが発展途上でした。エロ情報が欲しければ、エロ本かエロビデオを手に取るしかなかったのです。

蛇足:本のみっしり詰まった超重いカバンを、両肩にかけてヨロヨロ歩いていたら、荷物運びのラクダやロバの気持ちが少しわかった気がしました…

投稿者: 管理人富永

関東在住。気がついたらアラフォー。女性。

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