乙武サンについて2

冷静になって考えてみれば、乙武さんが不倫をしたこと自体は別に不思議ではありません。顔面偏差値は中の上、頭と口が回るしお金持ち、年齢も(当時は)30代、そして外聞の良い有名人、と来れば異性を惹きつけるのには十分です。そして、かばう人が2〜3人は出るだろうな、とは予想していました。が、フタを開けて驚き。

それ以上の人間が乙武さんを庇ったから。

何であんなに庇うんでしょうか?(弱みでも握られているのか?)友人連中は「あいつは特別だから、目をつぶろうよ」なんて言ってたらしいですが、それはひょっとして「差別」じゃないのか。それにしたって、わざわざ箝口令を敷かなくても、口止め料を払わなくても周囲が自発的に口を噤んでくれる、障害者とは実にお得な立場だな、と私、つい皮肉な眼差しを向けてしまいました。ベッキーに対する態度との違いはなんなのか。(私はベッキーに対して、特に関心はありません)

芸能記者のコメントで「乙武さんの女好きは、当たり前すぎて記事にならないと思っていた」なんてのもありましたが、どう見ても言い訳。むしろ今まで全く報道がなかったからこそ、クリーンなイメージが膨れ上がり、その反動でここまで大炎上したとも言えます。「乙武さんが、また美女とお泊まり!」なんて記事がしょっちゅう出てれば、「またあの人か〜」で済んだんですから。メディアの「忖度」が返って裏目に出たってことですね。過度の忖度は人をダメにする、という教訓がここに。

で、ふと思ったのは

乙武さんが女だったら、みんなここまで庇ったか?

ということ。(女だったらこんな性格になってなかった可能性はありますが)学生時代から複数のボーイフレンドを侍らせ、飲み会では下ネタ三昧。結婚後もホストクラブで豪遊を続け、大人しいのは妊娠中だけ。夫に生理用ナプキンまで換えさせておきながら、夫と子供を放置して若いツバメ(←死語)と海外旅行。こんな「女」だったら世間は庇ったか?「障害女性の性欲処理は大変なんです」と、理解を示したか、と考えるとそれは多分「否」でしょう。彼が不倫し放題の上、変に庇ってもらえたのは彼が「障害者」である以上に「男」だったから、とも言えます。

乙武さんがいつも若くてキレイな(華奢な)女性と一緒だったことに、誰も突っ込まなかった事も不思議です。親にこの疑問をぶつけた所、「介護だと思われてたんじゃない?」という回答が返ってきましたが、介護なら別に若くなくても美人でなくてもいいですよね。(そして体格はガッシリ系の方がいい)そもそも最近は障害者の羞恥心を考えて、介護は基本同性でという方針になっていたはずです。庇っていた有名人にもそんな事を言っていた人がいましたが、それは同性介護を推進してきた人たちの努力を無視するものなのでは?

蛇足:家人は、乙武さんにまーったく関心がありませんでした。話を振ったところ、「えっ、誰それ?あっ、わかった。口で筆を咥えて、みつおっぽい詩を書く人でしょ?」と返されました orz。まさかの星野富弘氏との混同。どうやら、「ハンデがあっても頑張っていいことしてる人」で終了していたらしいです。何かと話題になる人に対して、ここまで無関心を貫けるのもある意味すごいな、と変に感心してしまいました。

投稿者: 管理人富永

関東在住。気がついたらアラフォー。女性。

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