乙武サンについて1 不倫スキャンダル編

2016年3月下旬に発覚した、日本一有名な障害者・乙武洋匡氏の不倫スキャンダル、実は私あまり驚きませんでした。強いていうなら「あの乙武さんが!?」と驚く気持ちが2割、「あぁ、やっぱり」と納得する気持ちが8割といった感じ。「あの乙武さんが!?」というのも「あの人格者の乙武さんが!?」という意味ではなく、「移動が大変な車椅子で、よく不倫できたな!あんな目立つナリして、よくバレなかったな!」といった面が主でした。と、同時にこの人は「’生殖用の女’と’快楽用の女’を使い分ける旧態依然としたイヤ〜なタイプの男」だったのかと幻滅しました。

なぜ、「あぁ、やっぱり」という感想が出てきたのか。実は乙武さんの言動には2013年の夏辺りからずーっと違和感を持っていました。というと、イタリアンレストランの件…を連想する人が大半だと思いますが、そっちではないのです。この件については、多少ツッコミ処はあったもののそこまで関心がなかったので。双方「俺は悪くない!」という主張に終始するのは、目に見えていましたし、その場にいない人間が憶測で何か言ってもしょうがない、と冷めた目で見ていました。(別記事で書きます)

では、何がきっかけだったのか。それはネット上で見つけた一枚の写真。うろ覚えですが、確か

海パンいっちょにグラサン姿の乙武サンが日向ぼっこしている写真

で、タイトルが

「カタワの甲羅干し」

でした。もうね、ドン引き。一瞬成り済ましかと思ったレベル。「この人、これがウケるとか思ってんの!?頭、平気?」って。この写真を見て、後腐れなくカラカラ笑える人間は多分いないのに、一体何を考えているのかと呆れました。それに、どこか自分に酔ってるのがミエミエで、気持ち悪かった。「こんなこともできちゃう俺っちって、かっちょいいベー!!」ってどこがなんだか。この写真に意味があるとすれば「乙武さんもフツーの人間」だと気づかせてくれた、くらいです。ええ、フツーでした。フツーにむさい小男でしたよ、乙武さんは。しかし、フツーの人間の胴体に切り株の様な手足が付いている、というのはかなり強烈なインパクトでした。(これが彼の’武器’なのかもしれない)

で、立ち止まって考えてみたら、色々気が付いた訳です。

乙武さんは障害者の代表のように振舞っているけれど、いつも健常者とばかりつるんでいる

と。乙武さんは、あちこちで対談したり共著を出したりしているけれど、相手はことごとく健常者だったんですよね。考えてみれば変です。障害を前面に出して5年6年活動していれば、パラリンピック選手との対談くらい持ち込まれてもおかしくないのに、なぜ?なぜダウン症の書道家や、車椅子の小児科医と対談しないのか。もちろん先方にも選ぶ権利はありますし、そもそも乙武さんは「自分は障害者の代表」なんて一言も言っていないのです。しかし、ここまで他の障害者との接点がないのが謎でした。

ちなみに不倫発覚前、私が持っていた乙武さんの基本的印象は「可もなく不可もなし」。当然彼を人格者だと思ったことはありません。「五体不満足の作者」で「たまにブログが炎上する人」、というざっくりしたものでした。

本来なら不倫発覚から4周年になる3月に書くつもりだったのですが、多分忙しくて無理そうなので今書きました。

投稿者: 管理人富永

関東在住。気がついたらアラフォー。女性。

コメントを残す