さて、「子供の頃、読書で仕入れた知識をネットDE修正」の回。まずは①ツァボの人喰いライオンから。
どんな出来事だったか?詳しくはこちらをどうぞ。大雑把に説明すると、1898年の東アフリカに現れた、2頭の人喰いライオンの話です。
私が小学生の頃、読んだ本には「この2頭はメス」と書いてありました。
普通、群れから離れて行動するライオンはオス、だということは、動物好きの私は当時すでに知っていました。なので、メスだけで群から離れるなんてライオンにしては珍しいな、と思いました。がその時は、「人喰い」という規格外の個体なのだから、行動も規格外なんだろうとすぐに納得してしまいました。
しかし、実はオスだったことがWikiの記事で判明
実は、このツァボという地域に住むライオンは、オスのたてがみが薄かったり、全くなかったりするそうです。蒸し暑い気候のツァボに適応するため、こう進化したらしい、とのこと。
確かに、リンク先のwikiの剥製の写真を見ても、2頭ともほとんどたてがみがありません。よく知らない人が見たら、メスだ、と思うでしょう。たぶん約40年前には、たてがみ云々の情報は入ってきていなかっただろうから、写真の見た目から判断して、2頭はメス、という記述になってしまったのかもしれません。やっぱり、いくら「人喰い」という規格外の個体でも、ライオンとしての行動はセオリー通りだったのですねぇ。メスだけで群れから離れるようなことはない、と。