フィクション作品の固有名詞

現代社会を舞台としたフィクション作品(漫画・小説など)を読んでいると、現実世界のものをもじったような固有名詞が出てきます。

それらの中には、すんなり受容できるものもあれば、そうではないものもあり。受容できないものに対しては、読んでいる方が気恥ずかしくなったりします。ざっと仕分けすると以下こんな感じ。

受容できるもの

  • 人気アイドルグループ 山風・台風
  • 芸能事務所 シャイニーズ
  • 政治家 中田 角治
  • 俳優 本村 哲也
  • アメリカ大統領候補 ジム・ハミルトン

受容できないもの

  • 人気アイドルグループ SMOP
  • 芸能事務所 ジョミーズ
  • ラッキード事件
  • ファッション誌 mom・mon

この違いは何なのか?自分なりに分析してみたところ、まず一つ目に「ひねりがあまりに安直過ぎてパチモンっぽく聞こえるから」、という結論が出ました。一昔前に東アジア某所に存在したという、NITSUBISHI自動車やクリスティナ・ディオールのように聞こえるんですね。それともう一つ「ひねった後の語感が日本語として変だから」というケースです。ダサソー、みたいな。

一方、それなりにアレンジがしてあったり(例:山風)、メインストーリーにほとんど関わらない場合はあまり変な感じはしません。「本村 哲也」なんて顔がまんまキムタクでしたが、その作品中では「世間の人気俳優」としてサラッと出てきただけなので、特に違和感もありませんでした。でも、主人公達が夢中になっているアイドルグループが「SMOP」だったりすると、もうおかしくてたまらない。「MOP」ってなにー?と思ってしまって。(これが後者のパターン)「ラッキード事件」に関しては個人的に一番ウケました。「逮捕されてるのにラッキーって wちょw」という感じで。しかも作中ではみんな大真面目に話しているのが、もうトドメでした。

しかしこうして考えてみると、日本人の名前はアレンジがしやすいため、ある意味ラクなのではないかと思えてきます。「中田 角治」みたいに少し漢字をいじればいいのですから。「東京都知事 大池 百合江」や「永田町のホープ 泉田 信次郎」というキャラが出てきても特におかしくない。(これは今テキトーに考えました)元ネタは、まあ、皆さんわかります、よね?

投稿者: 管理人富永

関東在住。気がついたらアラフォー。女性。

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